【B-plus】10月の月刊ブックレビューは青山学院大学学長で税法の専門家、三木義一氏による著書、『税のタブー』。評者でライターの筒井秀礼氏はラスト一文が、本書の趣旨の頂点だと指摘します。その主張のもとに、税制にありがちな「合成の誤謬」の問題も、官僚の「ことなかれ主義」の問題も、政治家の公約が選挙の前後で変わる問題も全部入ってきて、議論されるのを待っていると解説。消費税増税で税への関心が高まった今こそ読むべきだと評価しています。
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